Ti系高エントロピー合金のキンク変形に関する論文発表

昨年度,研究室にて修士を卒業した中田さんが主体的に研究を進めていた,Ti系高エントロピー合金におけるキンク帯形成を報告した研究成果がJournal of alloys and compounds 誌にて公開されました.
本論文は同専攻の宮崎秀俊先生との共同研究として実施し,キンク帯形成には「ミルフィーユ構造」が絶対的に必要というわけではないこと,結晶粒の形態が形成されるキンク帯の形状に強く影響を及ぼすことなどを初めて明らかにしました.

本論文は,以下のリンクより50日間,だれでも自由にダウンロードできます.

https://authors.elsevier.com/a/1kztb3IWkcIDn1

是非ご一読いただけますと幸いです.

 

T. Tokunaga, R. Nakada, H. Miayazaki, K. Hagihara
Tiny kink-band formation in Fe-Co-Mn-Ni-Ti multi-element alloys
Journal of Alloys and Compounds, (2025) in press.
https://doi.org/10.1016/j.jallcom.2025.180487