新規超高強度Ti基ミルフィーユ材料に関する論文発表
昨年まで実施されていた新学術領域研究での成果を基に我々が独自に開発を進めている,
硬質層と軟質層をマクロ組織レベルで組み合わせた
「組織型ミルフィーユ材料」開発について,これまで達成していたMg合金,Al合金開発の
例を基に,新規超高強度Ti基ミルフィーユ材料の開発を実現しました.
具体的にはTi-Fe共晶合金系に着目し,適切な組織制御により,室温で2GPaを超える強度と延性を有し,
400℃まで強度を維持する合金を開発しました.
本合金は高温ではMg-LPSO合金で見られるようなキンク変形帯を形成するのも,大きな着目点です.
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T. Tokunaga, T. Yonemura, K. Hagihara
High-temperature strength and kink-band formation in mille-feuille-structured Ti/FeTi eutectic alloys
Materials Science and Engineering A, in press.
https://doi.org/10.1016/j.msea.2024.146505
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